2016年07月 第34号

RNA2016にて、「RNA Society Junior Scientist Committee」の一員として「Pre-meeting Activity (tour)」の幹事を務めさせていただきました、京都大学大学院医学研究科、齊藤博英研究室修士2年の小松リチャード馨です。今回はツアーについて、この場をお借りしてご報告させていただきます。

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暑い日が続いています。みなさまお元気でお過ごしのことと思います。第8期に続いて、第9期でも会報作成のお手伝いをすることになりました。会報第34号をお届けします。

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名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所東山研究室で研究員をしております、元村一基と申します。このたび、2016年6月28日から7月2日かけて京都で開催されました、"The 2016 joint annual meeting of the RNA Society and the RNA Society of Japan”に参加させていただきましたので、ミーティングの様子や、会期中の出来事をレポートさせていただきます。

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This year the meeting of the RNA Society is held in Kyoto, a charming and time-honored city with the epitome of Japan culture. For me, a foreign student studying in Hokkaido, this is the first time to visit Kyoto. Kyoto is a totally different place, more ancient, more crowed, and quite hot. And what impress me most are the wide and diverse temples around Kyoto, the unique markers of the city.

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2月、3月(きさらぎ、やよい)というのは人が去っていく寂しい季節です。一方、去りゆく人にとっては旅立ちのときであり、新しいことに挑戦するために、勢いをつけて、スプリングボードに飛び込む緊張の時期であることも多い。この時期、次のステージに踏み出そうとしている若者に含蓄のあるカッコいい言葉を一つ二つ贈りたいという誘惑に駆られる。

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第9期の評議員になりました黒柳秀人です。2年間よろしくお願いします。

1999年の設立総会に参加して以降しばらく日本RNA学会の活動から離れていたのですが、ここ何年かは年会に参加し、昨期は庶務幹事の指名を受けて学会本部(事務局契約満了後は事務局)業務を担当しました。期せずして、新ロゴマークの制定やウェブサイトのリニューアルという新規事業の実務を担当することとなったのですが、それがあれよあれよという間に発展して、クレジットカードによる会費納入や評議員選挙の電子化など評議員会でたびたび検討されていた構想を一気に実現する学会にとっての一大事業となりました。

今回、ウェブサイトの運営を主とする事務局業務を庶務幹事の相馬亜希子さんはじめ現幹事等の方々に無事引き継ぎましたので、この場を借りて「裏方」の話を会報に残しておきたいと思います。

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こんにちは。熊本大学大学院RNA分子生物学研究室(谷研究室)博士課程2年の長です。この度は、熊本地震被災地支援ということでRNA2016への参加費等をご支援頂き、心より感謝申し上げます。僭越ながら、今回は研究室を代表して、寄稿させて頂きます。

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日々、いろいろ気になることやものがある。その中の幾つかは長く頭の片隅に留まり、時をおいて、ふと、頭のあちこちにぶつかりながらしばらくとりとめのない思索を強いる。たとえば、こんなことが気になる。

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RNA研究にまつわる発見エピソードを、いくつかお話したいと思う。

それらは、故野本明男さんが総括をされていた“さきがけRNAと生体機能”の折々の懇親会などで、アドバイザーだった老生が、塾生の皆さんに問われ語りに思い出を話したことなどである。そのどれもが、1970〜80年代に、ニューヨーク・ボストンエリアで頻発したメッセンジャーRNA(mRNA)の基本構造に関する新発見の思い出である。その当時ロシュ分子生物学研究所(NJ州)のAaron Shatkinの研究室へ留学し、mRNAのメチレーションやキャッピング(Capping)について研究していた私は、その多くに共同研究で関わっていたり、手を貸していたりして、発見者やその友人たちと、驚きや感動を共に喜ぶことができた。

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暑い夏。プールでひとしきり泳いだあと冷房のきいたリアシートに身体を沈める。だるさと火照りと冷気が相まってなんとも心地よい。——RNA2016の最終イベントであるダンスパーティーが終わり、戻ったホテルの部屋に入った瞬間、そんな記憶がふとよみがえった。長らくの緊張でこわばったままの身体と神経に、お疲れ様、もうリラックスしてもいいよ、と伝える。すると、ためらいなく、素直に徐々にひとつひとつの細胞が弛緩しはじめる。子どもの頃読んだ物語に、大きな木の周りをぐるぐる回ってバターになったトラがいたっけ。そして、確かパンケーキになって主人公に食べられてしまった。そんなこともふと、憶いだされた。幸いにも、私の目の前には空調でちょうどよい具合にひんやり冷えた、上質なベッドがあり、そこに倒れこむことによって完全融解は阻止される。

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メインホールの席に着いて、あれからもう5年が経ったのか、と多くの方が思われたのではないでしょうか。その年の3月11日にたいへんなことが起きましたが、海外から多数の参加者を迎えることができ、大好評のうちに閉幕したという印象が残っています。京都国際会議場を訪れるのは、それ以来でした。机が使える椅子の列と、椅子のみが並ぶ列が交互に配置された1階席に座り、そうそう、こんな席だったなと思い出しました。

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 昨年のRNA学会参加時は東京大学工学系研究科鈴木研究室に所属していました、趙雪薇です。現在はアメリカのボストンにあるTufts大学にてエキソソームや合成ナノ粒子を使ったドラッグデリバリーシステム(DDS)の研究を行っています。昨年のRNA学会にてありがたく青葉賞をいただき、今年の5月にオランダのロッテルダムにて開催されたInternational Society for Extracellular Vesicles (ISEV)年会に参加して来ましたのでご報告させていただきます。

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