HITS-CLIP法; トランスクリプトームワイド 蛋白質-RNA相互作用のin vivoフットプリンティング
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- 作成者:矢野 真人、矢野 佳芳(新潟大学大学院医歯学総合研究科神経生物・解剖学分野)
はじめに
私は、2005年弘前にて開かれましたRNA学会年会で発表をさせて頂いたのを最後に、米国ロックフェラー大学へポスドク研究員として渡米し、実に9年ぶりに2014年の年会での発表をさせて頂きました。懇親会にて、塩見美喜子会長が「たとえばCLIPなどの最新技術についてセミナーをするなどして、RNAを扱う研究者に広くRNA学会と年会に興味をもってもらうことを考えていきたい」とお話されていたのを、乾杯用ビールを片手に隅で聞いておりました。まさか、その第一回の試みに私が寄稿させて頂くことになるとは、大変光栄に思うと同時に大役に緊張しております。