2023年1月 第46号

2023年が始まりました。今年はどのような年になるのでしょう。昨年は社会情勢的には新型コロナウイルス感染症の終わりなき流行、ロシアによるウクライナへの侵略と、なにかと辛い出来事が続きました。一方、明けない夜はない、という言葉どおり、研究者をとりまく環境としては、対面年会の復活、国際的な交流の再開と、明るい話題もありました。より一層の飛躍の年になってほしいと、願うばかりです。

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今年度、編集幹事を務めておりますOISTの小宮怜奈と申します。編集よりも執筆の方が好きでして、下記の情報がこれから海外の国際学会に参加する研究者のお力になればと思い執筆しました。

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Robin Reedが2022年7月23日に65歳で亡くなった。私は、2001年7月から2年3ヶ月の間、アメリカのボストンにあるハーバードメディカルスクールのRobin Reed研にポスドクとして在籍した。とても貴重でドキドキした期間について、感謝と共に追悼したい。

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慶應義塾大学部医学部分子生物学教室に所属している博士課程4年の李典と申します。今回は、私の研究内容を紹介していきたいと思います。

私の博士課程の研究テーマはとびまわるDNA配列、L1(またはLINE-1)に関するものです。L1は「コピーアンドペースト」方式でゲノム中に自分自身のコピーを自律的に増やしていく性質を持つ転移因子の一種であり、ヒトゲノムの約17%を占めています。ヒトでは進化的に若く、いまだに転移能を持つL1が数十から百コピーほど、マウスではその数は三千コピーほど存在すると推測されています。

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“五木ひろし”となったと思われる歌手の卵との夜行列車での出会い

26話でも簡単に触れたが、記憶に強く残った情景なので、もう少し詳しくお話ししたい。1970年、3月6日の夜、私は大阪発の東京行きの急行列車に乗っていた。列車は、ほどほどに混んでいたが、私には席があった。列車が京都を出てからしばらくたって、固い木製の背もたれに疲れた私は、デッキへタバコを吸いに出かけた。

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“どうやってキャップを発見したの?”――と、よく尋ねられたので、そのプロセスを記録した「Viral and Cellular mRNA Capping: Past and Prospects135を、かって上司だったアーロン(Aaron J. Shatkin)と作った。

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本学会名誉会員の古市泰宏先生が令和4年10月8日に御逝去されました。

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It is with great sadness that we share the news that Dr. Yasuhiro Furuichi, a honorary member of the RNA Society of Japan (RNAJ), passed away on October 8, 2022 at the age of 81.

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