日本RNA学会会長 鈴木 勉
第10回(令和元年度)日本学術振興会 育志賞の公募があり、本学会より下記の通り候補者1名を公募・推薦いたしました。育志賞選考委員会による選考の結果、候補者の受賞が決定いたしましたのでご報告いたします。
日本学術振興会 育志賞は、上皇陛下の天皇御即位20年に当たり、社会的に厳しい経済環境の中で、勉学や研究に励んでいる若手研究者を支援・奨励するための事業の資として、平成21年に上皇陛下から御下賜金を賜り、このような陛下のお気持ちを受けて、将来、我が国の学術研究の発展に寄与することが期待される優秀な大学院博士後期課程学生を顕彰することで、その勉学及び研究意欲を高め、若手研究者の養成を図ることを目的に平成22年度に創設したものです。
対象者は、人文学、社会科学及び自然科学の全分野において、大学院における学業成績が優秀であり、豊かな人間性を備え、意欲的かつ主体的に勉学及び研究活動に取り組んでいる大学院博士後期課程学生としています。
大学長または学術団体(学会)の長から175名の大学院博士課程学生の推薦があり、大学長経験者等の有識者から構成される選考委員会で厳正な審査が行われました。第10回は18名が受賞しました。
日本RNA学会が推薦し、受賞が決定した方は以下の通りです。
所属 : 東京大学 工学系研究科 化学生命工学専攻
氏名 : 穐近 慎一郎氏
博士課程の研究テーマ : mRNAのcap構造におけるm6A修飾酵素の同定および機能解析
また、以下のページでもご覧いただけます。
当学会推薦でRNAに関する研究テーマが受賞者したことは大変有意義なことと思われます。ここにご報告し、会員の皆様とともに喜びたいと思います。