Photo会長:塩見 美喜子(東京大学大学院理学系研究科)

日本学術振興会から第6回(平成27年度)日本学術振興会育志賞の受賞候補者の推薦の依頼があり、本学会の学生会員から候補者を公募し、選考委員会による選考を経て1名を推薦いたしました。日本学術振興会育志賞選考委員会による選考の結果、本学会が推薦した下記の候補者の受賞が決定いたしましたのでご報告いたします。

「育志賞」は、天皇陛下の御即位20年に当たり、社会的に厳しい経済環境の中で、勉学や研究に励んでいる若手研究者を支援・奨励するための事業の資として平成21年11月に日本学術振興会が御下賜金を賜り、将来、我が国の学術研究の発展に寄与することが期待される優秀な大学院博士課程学生を顕彰することを目的として平成22年度に創設されたものです。

今年度は、大学長または学会長から計150名の大学院博士課程学生の推薦があり、大学長経験者等の有識者から構成される選考委員会で厳正な審査が行われた結果、18名の受賞が決定しました。

日本RNA学会が推薦し、受賞が決定した方は以下のとおりです(敬称略)。

系 :【生物系】
受賞者氏名:余越 萌
所属機関:大阪大学 (医学系研究科医学専攻)
推薦機関:日本RNA学会
博士課程の研究課題:神経変性疾患発症に関与するAtaxin-2のRNA代謝における機能解明

過去6回の育志賞受賞者のうち本学会からの推薦による受賞者は3人目となります。 我が国の大学及び学協会計2,716件(今年度実績)に推薦依頼が送られていることを考えれば、本学会の会員が重ねて受賞したことは、RNAに関する研究テーマが大きな期待を受け、本学会で活躍する大学院生の学業成績が優秀であり、豊かな人間性を備え、意欲的かつ主体的に勉学及び研究活動に取り組んでいると外部から評価されていることの表れであり、たいへん有意義なことと思います。ここに受賞をご報告し、会員のみなさまとともに喜びたいと思います。

Yokoshi

余越萌さん(左)と指導教員の河原行郎さん(中央)。右は塩見美喜子会長の代理で出席した黒柳秀人庶務幹事。
2016年3月2日、授賞式が行われた日本学士院にて。

詳細は以下のページでご覧いただけます。
日本学術振興会 育志賞トップページ
第6回(平成27年度)日本学術振興会 育志賞の受賞者決定について
第6回(平成27年度)日本学術振興会 育志賞受賞者一覧

第4回日本学術振興会育志賞 受賞のお知らせ
第2回日本学術振興会育志賞 受賞のお知らせ