日本RNA学会会長 塩見 春彦

第2回(平成23年度)日本学術振興会 育志賞の公募があり、本学会より下記の通り候補者1名を公募・推薦いたしました。育志賞選考委員会による選考の結果、候補者の受賞が決定いたしましたのでご報告いたします。

「育志賞」とは、天皇陛下の御即位20年に当たり、社会的に厳しい経済環境の中で、勉学や研究に励んでいる若手研究者を支援・奨励するための事業の資として平成21年11月に御下賜金を賜り、日本学術振興会が創設したものです。大学長または学術団体(学会)の長から120名の大学院博士課程学生の推薦があり、 大学長経験者等の有識者から構成される選考委員会で厳正な審査が行われました。第2回は17名が受賞しました。

日本RNA学会が推薦し、受賞が決定した方は以下の通りです。

系 : 【生物系】
所属 : 東京大学 工学系研究科 化学生命工学専攻
氏名 : 長谷川 優子氏
研究課題 : X染色体不活性化におけるXist RNA制御機構の解析

また、以下のページでもご覧いただけます。

当学会推薦でRNAに関する研究テーマが受賞者したことは、17名のうち生物系は7名の受賞であったことを考えると大変有意義なことと思われます。ここにご報告し、会員の皆様とともに喜びたいと思います。