今年4月から6月にかけて募集し、会員からの応募総数26点から選考を行っていた学会ロゴマークが、評議員会での審査およびプロのデザイナーによる選考とアレンジを経て、次の作品に決定しました。

新しいロゴマーク 新しいロゴマーク

(クリックすると大きな画像を表示します。)

1.新しいロゴマークについて

作品説明
幅広い研究対象と手法論、そして基礎から応用まで広範な分野を担う研究者たちが集う日本RNA学会。そんなRNA学会にふさわしいロゴとして、RNAがとるA型らせんという普遍的な特徴を図案化しました。同時に、ロゴはギリシア文字の「α」をかたどり、赤色がもつダイナミックで革新的かつ情熱的なイメージを重ねたものです。生命の始まりから存在するRNA、そして21世紀の生命科学を牽引するRNA研究の新展開、これら2つを始まりの文字「α」から連なる赤いらせんで表現しています。

会長のひとこと
学会の顔ともいえるロゴマークを一新する、というのは勇気の要る決断です。が、今回、募集期間が2014年4月から6月と短かったにも関わらず、会員から26点の応募をいただき、厳選の末、佐々木浩さんによる現代(いま)のRNA研究に相応しい素敵なロゴ作品に巡り会えたこと、また、気鋭のデザイナーである福岡二隆、犬童宗恒両氏に、プロの目を通してデザインアレンジに御参画いただけたことは、この上ない贅沢と有り難く思います。会員を代表し心より御礼を申し上げます。まさに生命の源として知られるRNAの特徴を上手くとらえ抽象化したnew bornロゴを迎えいれた今、日本のRNA研究は今後さらに発展するものと確信します。

デザイナーからのコメント
福岡二隆氏「選考にあたり本デザインは、アイデア、完成度、目にとまりやすい点で突出していました。アレンジは元のデザインを崩さない点と、特に学術的なイメージと先進的なイメージを取り入れる事を注視してリデザインしています。」(株式会社エフアンドシィー 代表取締役 映像ディレクター・ビジュアルデザイナー)

犬童宗恒氏「知的さ、表現内容の具体性、シンプルさ、デザイン性の高さ・完成度などを重視し選考を行ったところ、このデザインが最も優れているという結論に達しました。また福岡氏のアレンジによって、より洗練された素晴らしいロゴに仕上がったと思います。」(株式会社MARK 代表取締役 CGディレクター)

2.表彰

採用作品を応募された佐々木浩さん(東京大学 分子細胞生物学研究所)を第17回日本RNA学会年会(2015年7月15日~17日)にて表彰します。

3.細則の改正

新しいロゴマークの採用に伴い、日本RNA学会の細則を改正して、ロゴマークについての規定を第7章として追加しました。詳しくはこちらをご覧ください

4.使用に関する規則

新しいロゴマークの採用に伴い、新たにロゴマーク使用規則を制定しました。

  • 新しいロゴマークは、会員(正会員、名誉会員、賛助会員)の方々には手続きなしでご使用いただけます。高解像度画像が必要な場合は学会本部までお問い合わせ下さい。
  • 媒体やデザインなどに応じて、一定の範囲でロゴマークを改変することも可能ですが、学会のシンボルとしてのイメージを大切にするために上掲の基本形を使うことを推奨します。
  • 詳しくはロゴマーク使用規則をよくご確認ください。