上海科技大学・生命学院 多田隈(合成生物学)研究室では、RNAナノ生物学に従事する博士研究員を募集しています。
多田隈研は、新たなナノ技術の開発を通して、非自己RNAが細胞に与える影響や、あるいは細胞側の防御機構の理解を目指しています。我々は、合成生物学的手法(DNAナノ技術)を用いて、プログラム可能な転写ナノチップの構築(Nature Nano 2018)を行う一方、生物物理学的手法(蛍光1分子観察)を用いて、RNA干渉 (Nature 2015, MolCell 2015, 2018, Nature Commun 2021)や、ウィルス RNA(MolCell 2019)の分子機構などを明らかにしてきました。現在は、これらの成果を基盤に、細胞運命を自在に制御するナノデバイスの開発や、そのナノデバ イスを用いたRNA生物学の展開を目指しています。
応募資格
博士号を持ち、合成生物学、生化学、生物物理学、分子生物学、細胞生物学などの背景があり、合成生物学的手法(DNAやRNAナノ技術)、生物物理学的手法(1分子観察(蛍光/高速AFM)や、クライオ電子顕微鏡)に興味があり、新分野創出の意欲がある方。
提出書類
1) 応募理由が書かれたカバーレター、2) CV、3) 問い合わせできる方2名の連絡先、の3点をまとめたpdf
選考方法: 書類選考後、プレゼンによる面接選考
着任時期: フレキシブルですが、なるべく早く
勤務時間: 大学の規定による
勤務形態: 常勤
勤務地: 上海科技大学・生命学院、上海市浦東新区華夏中路393号
(東京から2時間半のフライト、浦東空港から30分)
処遇・待遇: 2年契約(5年まで更新可)。給料は大学の規定による(新卒と2年以上の経験者で違い)。外国人用健康保険、学内寮あり
応募締切日: 適任者が見つかり次第
書類提出先・問い合わせ先:
上海科技大学・生命学院 多田隈尚史
email: tadakumahisashi(at)shanghaitech.edu.cn
迷惑メール対策のため、メールアドレスの(at)を@に置き換えてください
HP: https://slst.shanghaitech.edu.cn/Hisashi_en/main.htm