RNA学会年会で企画しております男女共同参画のランチョンセミナーも、今年で3回目となります。第1回は、「気後れしている女性に対して、いろいろな選択肢がある中で≪PI≫というのも、そのひとつにしてもいいのでは?」というメッセージのセミナーでした。昨年の第2回は、「女性に限定しない若手支援や、研究者のキャリアパスやリーダーの育成」ということで、あらたなスタート切った3人の方に、ご自分がこれまで歩んでこられた山あり谷ありの研究人生についてお話ししていただきました。

そして、今年のテーマは…「ワークライフバランス」です。研究人生だけでなく、仕事と家庭の両方を(さらには趣味やスキルアップのための時間も)大事にしたい、と誰もが思っていると思います。しかし、研究には終わりがありませんし、成果を求められる職であることから、仕事以外のことに時間や労力を割くのが難しい職種であるかもしれません。一方で、時間が自由に使えるという意味では、両立しやすいともいえます。時間と気持ちを上手に切り替えて使うことができれば、長い目で見れば(研究だけの生活よりも)研究の効率アップにつながるのではないかと思います。

今回お話しいただくのは、弘前大学農学生命科学部の牛田千里さんと、慶応大学医学部の齋藤都暁さんです。お二人とも、大学での研究と教育に力を注ぎながら、家庭も大事にされて、日々奮闘しておられます。それぞれ、置かれた状況が違いますので、ひとつの結論がでるわけではありませんが、二人のお話しが、自分の人生を豊かにするための、そして、自分なりに工夫をしていくためのヒントになればよいのではないかと思っています。

今年は、WDB株式会社の協賛により、ランチを提供していただけることになりました。また、人材会社としての豊富な経験から、「研究職として働く様々な選択肢」について、ご紹介いただく予定です。自分なりのワークライフバランスを見つけるためのヒントになるのではないかと思います。

第1、2回は、残念なことに若い方たちの参加が少なめでした。今年は、ランチも付きます。ぜひ学生さんや若手研究者の方にもたくさんご参加いただきたいと思います。

(男女共同参画担当:宮川さとみ)

 

第20回日本RNA学会 男女共同参画企画:ランチョンセミナー(第3回)

ワークライフバランス:人生いろいろ

 

日時:2015年7月16日(木)12:00 ~13:00

講演者:牛田千里さん(弘前大学農学生命科学部分子生命科学科:准教授)

齋藤都暁さん(慶応大学医学部分子生物学教室:准教授)

山田恭史さん(WDB株式会社北海道支社シニアブランチマネージャー)