次第に緑が濃さを増す季節となりました。みなさまお元気でお過ごしのことと思います。会報 No.30 をお送りします。今回の会報より、編集のお手伝いをさせていただくことになりました。

はじめての経験で手際がよくなく、編集にあたっては執筆者のみなさま、クバプロの齋藤さまには多方面にわたり、ご無理をお願いしてしまいました。ご多忙中にもかかわらずご協力いただいたみなさまに感謝・感激しております。また、ご依頼が 締め切り直前になってしまったために、ご執筆いただけなかったみなさまには、大変失礼しました。次号では余裕をもってご連絡しますので、またぜひお願いします。

RNA 学会会報もオンラインでの発行となり、ページ数や写真の制約が減り、自由度が 増してきました。その一方で、冊子体がないために、なかなか全ページに目を通しにくくなってきたのも事実と思います。そこで今号から、できるだけ最後まで見ていただくことを目指して、最終ページに、塩見春彦前会長に「石」にまつわる写真コラムを連載していただくことにしました。

以前に塩見先生の「石」の写真を拝見する機会があり、深い印象を受けたことがありました。「こういった石を手にとったり、観察したりすることは、きっと研究や若手に対する先生の視線と深いところで関係があるに違いない」。機会をみてそのお話をうかがおうとずっと思っていたのです。新コラムを企画するにあたって、その時の記憶が自然とよ みがえり、気がついたらご寄稿依頼のメールを発送していました。毎回、思わず最初にチェックしたくなるような、好奇心を刺激するコラムをお寄せいただけると楽しみにしています。

また今回は、新たに評議員になられた三人のかたと、文部科学大臣表彰の若手科学者賞を受賞された甲斐田さんに、自己紹介の原稿をお願いしました。次号では、新評議員の影山さんと前回の青葉賞受賞のかたがたの記事を掲載の予定です。多くのみなさまの声を集め、学会のみなさま同士の交流のため、少しずつ会報を充実させていきます。ご協力お願いいたします。

M.K.