遺伝資源へのアクセスと利益配分(ABS)は提供者と利用者の契約が基本である。どのように合意するかの基本原則について世界的に合意したのが生物多様性条約であり、ABSの原則に特化してより明確にしたのが名古屋議定書である。
基本原則は、提供者が属する国が主権的権利を持っているため、その国の制度を遵守することである。提供国のABS制度は、生物多様性条約及び名古屋議定書の基本原則を逸脱してはいけないが、それぞれの国情に応じて独特のものを作ることが可能である。
しかし、ABS制度を明確に持っている国は少なく、いまだ不完全な制度や他の目的のために作られた法令を流用している場合が多い。そのため、実際は現実的な経験に基づく対応を行っている場合が多い。このような不透明な状況に対応し、遺伝資源のアクセスと利益配分に関する当事者間で合意を得るためには、提供者側の制度を理解するとともに経験を共有することである。
インドネシアは名古屋議定書に批准しており、ABSに関する国内措置を構築中である。制度が移行中であるため、アクセスと利益配分が不透明な状況になっている。現行制度と新制度設計の両方を理解することが求められ、実際にインドネシアの遺伝資源にアクセスする場合には、日本のアクセス経験者の事例とインドネシア政府の新制度設計担当者の説明を受けたうえで、新制度への学術界の要望を伝えることが重要である。
本ワークショップでは、インドネシア政府からABS制度を設計中の担当者、研究所や大学のABS担当者を招き、インドネシアのABSの新制度について説明受け、更に日本とインドネシアの共同学術研究を実施している研究者に現在の制度の体験談をご講演頂き、インドネシアの担当者に日本の研究者の要望を伝える場を設定する。
【日時】2016年3月10日(木) 13:00~17:20(12:40開場)
【会場】AP東京八重洲通り 7階Pルーム(東京都中央区京橋1-10-7 KPP八重洲ビル)
【対象・定員】100名程度 動物・植物・微生物(遺伝資源/生物資源)を海外から取得して研究を行う学術機関に所属の研究者、その研究支援者(産学連携、知財、研究推進、URA等に所属の方)
【参加費】無料、事前申込制
【主催】国立遺伝学研究所ABS学術対策チーム
【申込方法】http://idenshigen.jpもしくは
【内容】
1.開会
2.Ms. Lulu Agustina
Head,Section of Monitoring Genetic Resources, Directorate of Conservation,Ministry of Environment & Forestry
3.Ms. Marionni Hanoum
Staff, Director of Biodiversity Conservation,Ministry of Environment & Forestry
4.Prof. Enny Sudarmonowati
Deputy Chairman of Life Sciences , Indonesian Institute of Sciences(LIPI)
5.休憩
6.Prof. Iskandar Z. Siregar
Director of Research and International Collaboration, Bogor Agricultural University
7.鈴木 健一郎 先生
製品評価技術基盤機構(NITE) バイオテクノロジーセンター(NBRC)技監
8.パネルディスカッション
モデレーター 筑波大学 生命環境系 教授 河瀬眞琴 先生
9.閉会
日本RNA学会では若手会員(学生会員および学位取得後3年以内の会員)を対象に国際会議参加支援を行っております。2025年度の海外学会に参加されたい方は是非応募してください(参加学会として時期的にRNA soceiety meetingを想定しておりますが、RNA soceiety meetingに限るわけではありません)!
応募締め切り:2/17日 午後5時まで
審査結果の返送:2/25辺り
応募される方は、以下の応募要領を確認の上、以下のサイトより応募してください。
https://www.rnaj.org/members/conference-support
Congratulations to Dr. Victor Ambros and Dr. Gary Ruvkun on the Award of the Nobel Prize in Physiology and Medicine, 2024.
“for the discovery of microRNA and its role in post-transcriptional gene regulation.”
https://www.nobelprize.org/prizes/medicine/2024/press-release/
第25回日本RNA学会年会 発表演題のアーカイブが下記の日程で公開されています。
ぜひご覧ください。
・公開期間:2024年7月15日(月)〜2024年7月29日(月)
URL: https://www.rnaj.org/members/annual-meeting-archive
本アーカイブは、日本RNA学会の会員(一般正会員と学生正会員、および賛助会員、名誉会員の方々)、並びに、第25回日本RNA学会年会に参加登録された方がご覧になれます。
京都産業大学 生命科学部 RNA制御学研究室(三嶋研究室)では博士研究員を募集しています。ゼブラフィッシュをモデルとしたmRNAの翻訳制御に関する研究プロジェクトに参加し、分子生物学・生化学・発生生物学・情報科学などのアプローチで一緒に研究を進めてくれる方を求めています。開始時期や研究内容は相談の上で調整できますので、興味がある方は気軽に三嶋までお問い合わせください。詳しくは以下のJREC-INの募集情報をご覧ください。
https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?id=D125021450
ムーンショット目標2 公開フォーラム2025 〜治すから防ぐ医療へ〜
●開催趣旨:
本フォーラムでは、がん、糖尿病、認知症、感染症、数理科学的基盤の5名のプロジェクトマネージャーと科学コミュニケーターが、これまでの成果と将来への期待と懸念をわかりやすく語ります。
2050年に私たちはどのような医療を選択できるのでしょうか?それを実現するためには、どのような課題を解決しなければならないのでしょうか?
一般の方々が対象ですが、とくに2050年に社会の中心で活躍する中学生、高校生、学生など若い方々のご参加も歓迎いたします。
●詳細URL: https://www.jst.go.jp/moonshot/sympo/20250329/index.html
●開催日時:2025年3月29日(土)13:30〜15:30(開場13:00)
●開催形態:現地およびオンライン(Zoom Webinar)
●開催場所:日本科学未来館 7階 未来館ホール(東京都江東区青海2-3-6)
https://www.miraikan.jst.go.jp/visit/location-directions/
●参加費:無料
※日本科学未来館の常設展・特別展・ドームシアターへの入場には別途料金が必要です。
●参加資格:どなたでも
●言語:日本語
●申込期限:現地参加は3月23日(日)まで(オンラインは当日申込可)。
●その他:公開フォーラム終了後、未来館ツアーを実施します(抽選で15名様)。
応募は事前参加申込から、3月9日までにご応募ください。
一般財団法人バイオインダストリー協会では、第9回「バイオインダストリー大賞」「バイオインダストリー奨励賞」の募集を開始いたしました。
多数のご応募をお待ちしております。
■募集締切:2025年5月5日(月)
◆バイオインダストリー大賞 募集要項 https://www.jba.or.jp/entry/2025/02/001896/index.html
◆バイオインダストリー奨励賞 募集要項 https://www.jba.or.jp/entry/2025/02/001897/index.html
【お問い合わせ】
一般財団法人バイオインダストリー協会 広報部 大賞・奨励賞事務局
〒100-0005 東京都千代田区丸の内一丁目7 番12 号 サピアタワー8 階
TEL:03-6665-7950(代表) FAX:03-6665-7955
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